ここ近年、様々な投資術が誕生し多くの投資家たちがそれを利用しながら成果を上げています。
そんな中、最近また注目を集めているFXに「MT4」と「MT5」があり、どちらも海外FXの取引ツールで多くのトレーダーが活用しています。
この記事を読んでいただいている方の中にも一度は聞いたことがある方はもいるのではないでしょうか。
しかしその内容を理解しているFX初心者は少ないのも事実で、実際にどんな投資でそれぞれどのような特徴があるか知らない方も多いと思います。
そこで今回は初心者トレーダーの方にも分かり易く、それぞれの特徴や違い、メリット、デメリットについて解説させていただこうと思います。
是非最後まで読んでいただき、この取引ツールを活用していただきたいと思います。
世界でもっともメジャーなFXツール
MTとは「メタトレーダー」のことで、ロシアのメタオーク社という会社が開発したトレードツールで、現在世界で最も利用されているFX専用ツールです。
日本では時に「高機能トレードツール」や「高機能チャート」などの名で紹介される事もあり、このサイト以外にも多くの解説サイトがあるほど主流です。
そしてMT4とMT5はFX初心者脱却するためには必須なツールでもあります。
共通のメリットとデメリット
それぞれの解説をする前に、共通でもつメリットとデメリットを紹介したいと思います。
まず共通のメリットとして
- 無料で利用できる
- 通貨ペアやチャート、時間足など、画面を使いやすいようにカスタマイズできる
- インジケーターやEAが無制限で使用でき、テクニカル分析に向いている
- 日経225やNYダウ先物、原油、金チャートなど為替以外も表示できる
- 自動売買に対応しており、バックテストも可能
- 複数口座登録と複数同時起動ができる
- そもそもの動作が軽い
そしてデメリットには
- 表示時間を日本時間にできない
- インジケータとEAが玉石混合
などがあります。
MT4とMT5の違いは?
それでは次にそれぞれの違いについて見てみましょう。
MT4 |
MT5 |
|
動作スピード |
普通 |
速い |
時間足 |
9種類 |
21種類 |
描画ツール |
31種類 |
44種類 |
気配値・ナビゲーターウィンドウ |
普通 |
使いやすい |
モバイルアプリ |
機能が 少ない |
機能が 多い |
カスタムインディケーターの数 |
豊富 |
普通 |
EAの数 |
豊富 |
少ない |
対応海外業者 |
ほぼ対応 |
一部大手のみ |
プログラム言語 |
MQL4 |
MQL5 |
となっており、MT5の方が全体的な性能面でMT4よりも上をいっています。しかし、だからと言ってMT5一択なのかというとそうでもなく、カスタムインジケータやEAの数の多さからMT4を愛用しているトレーダは多くいます。
それでは次により具体的に両者の違いを見ていきましょう。
MT5はその速度が優秀
MT5の最大のメリットはその動作速度にあり、PC版もアプリ版もサクサク動かすことができます。そのためMT5の後にMT4を使用すると少しもっさりした印象を受けるかも知れません。
この動作の最大の利点は、多くの通貨ペアを管理するトレーダーに最適といったところです。通貨ペアをする際は同時に15以上のチャート画面を開くこともあるのですが、MT5であれば画面が固まることなく利用できます。
またEAの対応数が少ないのが少し弱い部分ですが、数多くのアップデートをしており開発も進んでいるので、裁量トレードにも向いています。
カスタムインジケータやEAの面では圧倒的にMT4がおすすめ
先にMT4のグレードアップ版でもあるMT5を紹介しましたが、MT4もまだまだ多くのトレーダが活用しています。
では何故機能面で優れ、アップデートも頻繁に行われているMT5だけでなくMT4にも人気が集まるのでしょうか。
それは対応しているカスタムインジケータとEAの数の多さにあります。それと同時にその普及率のおかげで、どんな業者とも同等の環境で取引できるといったメリットあります。
通常、国内の業者の場合はその業者がオリジナルで開発したツールを使用しなければなりません。それが使い辛かったり慣れるまで時間が必用であったりと不利な状況で取引を行わなければなりません。
しかしMT4であれば、基本海外の業者は標準で備わっているので都度取引環境を変更することなくトレードを実行できます。
EA数でも勝っており、ネット上でもEAならMT4で裁量トレードはMT5と言われている程です。そしてカスタムインジケータ数も豊富で、この記事を書いているタイミングではMT5のインジケータ数は僅か5件という少なさで、圧倒的な差がありました。
このためMT4の方があなたの取引がしやすい環境を整えることができ、集中してトレードを行うことができます。
それぞれのデメリットは?
さてここまでそれぞれの良い点だけを説明してきました。しかし何事にもデメリットは存在しており、それを理解して利用するのとそうでないとではいざという時に大きな差が生まれてしまいます。
というこでここからは両者のデメリットについて説明させていただきます。
MT5のデメリットは?
それでは先にアップデートが頻繁に行われているMT5のデメリットから説明します。
まず真っ先に感じることが、対応している業者の数でMT4と互換性もないためそれぞれに対応している業者としか取引ができません。そのため現在でもMT4をメインで扱うトレーダーが多いのです。
次にスピードが向上されている影響で、消費メモリが多くMT4と比べて2倍のビット数が必用になります。そのためスペックの低いPCの場合はその速度を感じることはできず、苦労する場面も出てきます。
またMT4との互換性がない上に、プログラミング言語も異なるためMT4から乗り換える際にコードを書き換える必用があり、MT5の普及の妨げになっております。
MT4のデメリットは?
続いてMT4のデメリットですが、一番それを感じることがアップデートがほぼ終わっていることでしょう。
良い言い方をすれば完成している、悪い観方をすれば将来性がないということです。なのでこれから先、本気でMTを利用しFXをするつもりであればMT5から始める方が良いかも知れませんね。
また時間足もMT5と比べ12種類も少ないため、細かい設定がお好みであれば不便に感じる場面がでてくるかも知れません。とはいえMT4も十分な時間足があるのも事実です。
それぞれ強みがある
さてここまで色々と説明してきましたが、結局のところどちらがおすすめなのでしょうか。
ハッキリ言わせていただくとMT4の方が人気で、国内、海外含め最も人気のプラットフォームため、海外FXをこれから始める方にもおすすめできます。
特に複数の業者と取引を考えている方にはおすすめで、ほぼ全ての業者と同じ環境で取引ができ覚えたてで忙しい時に構築し直す必用がなく楽です。
また今後のアップデート次第ですが、EAトレードをする場合もMT4に軍配が上がると言えるでしょう。そしてMT5の強み裁量トレードも現状MT4でも十分取引できるので、総合的に見ても優秀なプラットフォームと言えます。
とは言え、今後の事を考慮するとまだまだアップデートが行われるMT5の方が、将来的には使用しやすくなる可能性が高く、先を見ているトレーダーにはお勧めできます。そしてスペック面でもMT4に勝っているので、十分なPCを持っているのであればかなり快適にFX取引をすることができるでしょう。
まとめ
最終的にまとめるとすれば、将来性、スペック面ではMT5が有利、しかし現状の使い心地や初心者の方の入りやすさを考えるとMT4がおすすめといった所です。
今後さらに使い易くなる可能性のあるMT5ですが、まずMT4から始めてみて慣れてきたタイミングで、EAはMT4を利用し裁量トレードはMT5と使い分けていくのが良いかと思います。
勿論、あなたの利用目的に合うほうを選択するのが一番なので今一度よく考えてからスタートしてみてください。
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上記でもご紹介してきましたが、初心者の方などいきなりMT5+裁量トレードからスタートするにはとてもハードルが高く、もちろん多くを学ぶ必要もあります。
もちろん必要最低限の知識を学ぶ事は必要ですが、最初はMT4+自動売買の組合せから始めてみて頂くのが安心感も高まりますし、宜しいでしょう。
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